飛行機に乗る瞬間、それはいつも特別な冒険の始まり。
日常の喧騒を離れ、空の彼方へと飛び立つ瞬間は、誰にとっても心躍るものです。
もしそれがビジネスクラスなら、より忘れがたく格別なものになることでしょう。
今回は、ANAビジネスクラスでの旅の模様をお届けします。
豪華でエレガントな空の旅への扉を、一緒に開いてみましょう!
旅の始まりはドイツ・フランクフルト
この日はドイツ・フランクフルト国際空港から、東京・羽田空港へと向かいます。
- ANA224便
- 11:30発08:40着(翌日)
- フランクフルト-東京羽田
- ビジネスクラス
国内外の主要空港からビジネスクラスで出発する場合、搭乗前に専用ラウンジを利用することもできます。
優先搭乗で早めに機内へ
長旅になることが多い国際線では、国内線よりも搭乗待ちの列が長くなる傾向にあります。
みなさん出来るだけ早く乗り込んで、収納場所を確保したり、出発前の準備を整えたいのでしょう。
その点、航空会社の上級会員だったり、ファースト/ビジネスクラスに搭乗する人には、優先搭乗といって、車椅子ユーザーや赤ちゃん連れのお客さんの次に機内に案内してもらえるサービスがあります。
これを利用すれば、通路で待ちぼうけになることなくスムーズに座席へと辿り着けるというわけです。
ANA BUSINESS STAGGERED
2024年6月現在、羽田-フランクフルト線は『B787-9』という機材で運航されています。
コロナ禍以前は、ファーストクラスあり&最新シート搭載の『B777-300ER』だったのですが、なかなか元通りにはならないようです。
ということで、シートは一つ古いタイプの『ANAビジネススタッガード』でした。
日本の航空会社で初めて採用した「スタッガードシート配列」。シートを互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができる画期的な全席通路側スタイルです。周囲を気にすることなく、眠る、食べる、楽しむ、仕事する。機内の時間と空間を自由にコーディネートしてお過ごしください。(ANA公式サイトより)
長いフライト中、隣の人に気を遣うことなく通路に出られると、旅のストレス度がかなり違ってくるもの。
今となっては、ビジネスクラス全席通路アクセスもそう珍しいものではなくなりましたが、導入された当時はかなり話題になったと記憶しています。
アメニティは順次エッティンガーへ
長距離ビジネスクラスでは、独自のアメニティポーチが配られることも珍しくありません。
この時は英国を代表する老舗ラゲッジメーカーである『Globe-Trotter(グローブ・トロッター)』のポーチに、ロクシタンのコスメやANAオリジナル歯ブラシセットが入っていました。
ただし2024年春頃からは、同じくイギリス発祥のエッティンガーとコラボした新しいアメニティキットへと移行しています。
(ANA公式サイトより)
ANAビジネスクラスの機内食
ANAビジネスクラスでは、ドリンクや機内食も豊富にラインナップ。
石川県・農口尚彦研究所の日本酒『山廃 美山錦』は、何にでも合わせやすく爽やかな飲み心地。
個人的には、食前酒としてもオススメです。
アミューズ
日中出発するロングフライトでは、まずアミューズから提供されます。
和食をオーダー
メインは和食、または洋食(2種)からの選択制。
今回は和食をお願いしました。
ビジネスクラスなら、予約情報から事前に予約することもできますので、どうしても食べたいものがあれば、あらかじめオーダーしておく方がいいでしょう。
和食は、「前菜・小鉢・煮物」、「主菜・御飯・味噌汁・香の物」、そして最後に「デザート」と、三段階で配膳されます。
当便の機内食は、出発地であるドイツで作られているのですが、見た目もお味も日本でいただく和食そのもの。
一足早く故郷に帰ってきたかのように、寛いだ気持ちにさせてくれました。
個々人の食べるペースに合わせつつ、ドリンクの希望なども随時配慮して頂けるのが、さすがビジネスクラスですね。
着陸前の食事
到着の2時間前になると、最後の機内食が提供されます。
この時も和洋からチョイス可能。
長く海外で過ごした日本人搭乗客には、やはり和食が人気のようです。
慣れ親しんだ和食への懐かしさ・嬉しさの一方、デザートは滞在現地のものが味わえるという喜びも。
次にドイツの地を踏めるのはいつになるでしょうか。
今回もおかげさまで素晴らしい旅となりました!
最後に
旅の思い出を振り返りつつ、無事羽田空港に到着です。
ANAのビジネスクラスでのフライトは、今回も期待を裏切らない素晴らしい体験でした。
快適なシート、充実したアメニティ、そして機内食のクオリティはさすが日系エアライン。
乗客一人ひとりへの細やかな配慮と高品質なサービスは、まさに「日本のおもてなし」の真髄を感じさせます。
次回の旅も、ANAのビジネスクラスを選びたいと思わせる体験でした。
皆さんも、ぜひANAのビジネスクラスで贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。