ドイツ連邦共和国、ケルンを本拠地とするルフトハンザ(Lufthansa)。
26カ国が加盟する航空連合・スターアライアンスの創設メンバーであり、主にヨーロッパ全土に幅広いネットワークを誇る航空会社です。
日本にも直行便を出していますが、実はあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アテネ国際空港にあるルフトハンザ・ビジネスクラスの魅力に迫ります!
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日本からギリシャへは直行便がないため、一旦ドイツなどを経由する必要があります。
アテネのスタアラ系ビジネスクラスラウンジは2択
今回搭乗するのは、アテネ国際空港発・フランクフルト空港行きのビジネスクラス。
ビジネスクラスに搭乗する時には、搭乗前に専用ラウンジを利用することができます。
アテネ国際空港のシェンゲン内エリアには、スターアライアンス系ラウンジが2つ。
ルフトハンザと、ご当地ギリシャの航空会社であるエーゲ航空の直営ラウンジです。
今回アテネからサントリーニ島を往復するにあたり、どちらも利用してみたわけですが、それぞれに素敵な特色があり、甲乙つけ難い印象でした。
詳しくは各レポートをご覧ください。
優先搭乗
出発時刻の30分前に搭乗開始となります。
ビジネスクラスの場合、エコノミークラスに先んじて搭乗することができますので、今回も早めに乗せていただだくことにしました。
ルフトハンザビジネスクラスのシート
長距離路線ならいざ知らず、ヨーロッパ内を飛ぶ路線では、ビジネスクラスといえどシート自体はエコノミーと同様。
ただし、3列の真ん中は誰も座らないことが保証されていますので、エコノミーに比べるとかなり快適です。
混み合うバカンスシーズンにはなおさらのことと思います。
ちなみに「A321」という飛行機でした。
ルフトハンザビジネスクラスの機内食
そしてもう一つエコノミーと異なるのが、機内食が提供されることです。
短時間のフライトでも侮るなかれ。
ドイツビールとスナック
まずはファーストドリンクとスナックが配られます。
もちろんソフトドリンクやワインなども提供されていますが、せっかくのルフトハンザですので、本場ドイツのビールで決まりです!
アルコールフリーのものも用意されていました。
地産地消にこだわった機内食
ルフトハンザビジネスクラスでは、「Tasting HEIMAT(故郷を味わう)」と題し、ドイツ産原料と伝統にこだわったメニューを展開しています。
ドイツ国内5都市から着想を得たラインナップとのことですが、今回のテーマはブレーメン。
ブレーメンというと、例の音楽隊の童話が思い起こされますね。
メニューはこちらです。
- サーモンのフィレ、コーヒーとレモン、セロリ、豆とビーツ
- ボイルしたビーフブリスケット、ホースラディッシュソース、ナッツバターとポテトのロースト、ほうれん草、にんじん
- コーヒー&バニラクリーム入りのフプフェル
メインにはベジタリアン用もありましたが、ここはやはりお肉にしました。
材料は可能な限り短い時間で加工場まで届けられているらしく、確かにフレッシュ!
色も味も濃いお野菜に、お肉とお魚がバランスよく添えられていて、非常に美味しかったです。
なかなか日本では出会えなさそうな味付けなのも素晴らしい!
ドイツ料理は、日本ではそれほど人気を得ていないようですが、なかなかどうして美味しいものばかり。
あまり馴染みがないという方にこそ、ぜひ一度は味わってみていただきたいな、と改めて感じました。
最後に
今回は機内食があまりに印象深かったため、そちらを中心にご紹介しましたが、実はもう一つルフトハンザを気に入っているポイントがあります。
それはCAさんの親しみやすさ!
いつ乗っても気さくでフレンドリーで、ちょっとした会話でもとっても気持ちが良いんです。
日系CAさんとはまた違った雰囲気で、そんなところにもドイツらしさが感じられるのが嬉しいですね。
デメリットはあまり考えつかないのですが、強いて言うなら、たまに起こるストライキとロストバゲージでしょうか。
特に当時は隔週でストライキが起こっていて、当便も運航するかどうかの瀬戸際にありました。
例えばアテネーフランクフルトと、フランクフルトー東京を別々に予約していて、万一アテネからの便が欠航・遅延になった時、フランクフルトからの帰国便に乗れるかが保証されない可能性があります。
ルフトハンザを予約するなら、可能な限り全旅程を一つの予約で発券することをお勧めしたいと思います。